温度計用センサーを詳しく知ろう
2019年6月3日

食品の安全性を確保するHACCP

HACCPは、通常ハサップと呼ばれているものです。

日本語では、危害分析重要管理点といいます。HACCPは、アメリカの宇宙開発計画のために1970年代に登場したシステムがもとになっているもので、Hazard(危害)・Analysis(分析)・Critical(重要)・Control(管理)・Point(点)の頭文字をあわせた略語です。1993年に、国連食糧農業機関(FAO)と世界保健機関(WHO)の合同機関である食品規格(コーデックス)委員会からガイドラインが発表された世界基準の衛生管理システムです。

日本では1996年に法律が施行され、1997年から承認が開始されていますが、義務化にはいたっていません。HACCPは、食品の原材料から製造、出荷、流通、消費のあらゆる段階で微生物や異物混入に対する危険性を予測・分析して被害を未然に防ぐための方法です。従来の抜き取り検査型の衛生管理と比べてより高い安全性が認められています。

そのため、HACCPの導入には守らなければならない手順が具体的に定められていて、一つ一つに丁寧に取り組み課題をクリアにしていくことが必要です。認証にはその手順が正確に守られていることや、その衛生管理システムが正しく機能していることが認められなければなりません。認証されると商品に認証マークを付けることができるので、その品物が安全な農場や工場から出荷されたものだと示すことができます。

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