温度計用センサーを詳しく知ろう
2019年5月24日

センサー付き湿度計の特徴

湿度計で一番重要になってくるのはセンサーの部分です。

電気信号をどのように捉えるかにより、特徴が異なります。センサー湿度計の種類を大きく二つにわけると、高分子抵抗式と高分子静電容量式の二つに分類することができます。どちらも空気中にある湿分を吸湿したり逃がしたりできる素材を使用していますが、この素材と電極を経由して信号を捉える方法が異なります。

高分子抵抗式の場合は、信号を電気抵抗で捉えます。高分子静電容量式の場合は、信号を電気容量で捉えます。一般的には高分子抵抗式が流通しています。構造が簡単なこともあり大量生産でリーズナブルなことが特徴です。ノイズに強く計測する部分を小型化することができるというメリットがあります。ただし原理上10%~20%以下の繊細な計測ができないというポイントもあります。

もう一方の高分子静電容量式は電気容量で捉える事から計測速度が速く、温度の高いところや低いところでも使用ができ、低湿度の測定も可能となります。ただしノイズに弱いためケーブルを太く、シールドを追加する必要があります。どちらの様式にもそれぞれのメリットがあるため、計測したい用途に合わせて種類を決めることをお勧めします。それぞれの湿度計センサーを実際に使って評価しているサイトもあります。研究や仕事の目的に応じてあらかじめメーカーや商品の情報を収集してから、最適のセンサー湿度計お買い求めいただくことをお勧めします。

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *