毎日の気温を記録したい時や、料理をするときのオーブン。
また車のエアコンの温度やエンジンの中のオイルや冷却水のなど、生活をする上で温度を測って、知るという事は不可欠な事です。必要な温度を知るためには温度計とセンサーを使うことが一般的ですが、それぞれは何が違うのでしょうか?どちらも温度を計測するための機器ですが、両者にはひとつだけ大きな違いがあります。
それは人間が目盛りを見て判断するか、機械が信号によって判断するという点です。どちらも温度を計測して適切な状況にあるかどうかを即時に判断したり、目盛りの値を書き留めたりしてデータを蓄積していくという運用にはそれほど大きな違いはないかもしれません。温度計の使用にはかならず人間が必要という前提がありますが、しかしセンサーには人間が目で見るという確認が不要です。
そのため、センサーの場合は設置している数が幾つであっても、同時に測定した温度を取得出来て、自動的にデータを集めるということが可能という大きな違いがあります。さらに言えばセンサーは測るものに密着させられれば温度を測れるという点も異なります。細かく入り組んだ機械の中に温度計を差し込んだとしても、覗き込んで見ることが出来なければ、実際の温度を知ることが出来ないからです。また、人間が入れないような数百度の高温の場所でもセンサーであれば温度を測ることが出来ます。それぞれの用途にあったもの選びたいですね。